“片仮名”の読み方と例文
旧字:片假名
読み方割合
かたかな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死骸しがいのかたわらに出刃庖丁でばぼうちょうが捨ててあった。の所に片仮名かたかなのテの字の焼き印のある、これを調べると、出刃打ちのつかっていた道具だ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
片仮名かたかなは平仮名に比べると、「ク」の字も「テ」の字も落ち着いてゐる。或は片仮名は平仮名よりも進歩した音標文字なのかも知れない。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
よく講演なんていうと西洋人の名前なんか出て来てききにくい人もあるようですが、私の今日の御話には片仮名かたかなの名前なんか一つもでてきません。
無題 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)