弥兵衛は又、植木鋏を持って、ぱちぱちと、土用茂りの庭木を鋏んでいた。その姿も、復讐を一念にしている人とは受けとれなかった。
「右の腕がないようでした、左手は見えましたが、右の袖は前袴に鋏んだままでした、たしかに片腕だったと覚えています」
八五郎は時々呼び止められて、猫の子の鈴、鋏みの鈴などを賣りましたが、徳藏稻荷で盜まれたやうな、大きな鈴は誰も振り向いてはくれません。
“鋏(はさみ)”の解説
はさみ
(鋏)物を刃で挟み込むことによって、物を切断するための道具。本項目で主に解説する。
(挟み、挿み)物をはさみ込むことによって、物を握持するための道具。洗濯用の洗濯ばさみ、炭火用あるいは清掃用の火ばさみ、角氷用の氷ばさみなど。なお、物をつかむ道具である「やっとこ」にも「鋏」の字があてられる。
(螯、鉗)節足動物の肢の先にある道具の鋏のような構造の部分 - はさみ (動物)
はさみ(鋏、剪刀)は、物を二つの刃ではさんで切断(剪断)する道具。
(出典:Wikipedia)
はさみ(鋏、剪刀)は、物を二つの刃ではさんで切断(剪断)する道具。
(出典:Wikipedia)