“鉄片”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てっぺん50.0%
てつきれ37.5%
てつへん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みんなは、に、武器ぶきっていました。それは、竹槍たけやりや、たまたま海岸かいがんげられた難破船なんぱせんいている、鉄片てっぺんつくられたつるぎのようなものでありました。
幸福に暮らした二人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
とうとうこらえきれなくなって、わたくしはいつしか切株きりかぶからはなれ、あたかも磁石じしゃくかれる鉄片てつきれのように、一良人おっとほうへとちかづいたのでございます……。
「だめだ。これはただの鉄片てつへんだ。おれがさがしている大切な十四番人工細胞じんこうさいぼうではない。ちえッ、いまいましい」
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)