遠放とおはな)” の例文
「そんな筈はない。こんど携えてきた鳩は、数ある中でも、ことに遠放とおはなしもきくし馴れぬいている一羽。どこにおろうと、この方のいるところへ必ず戻ってくるたちだが」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)