トップ
>
違
>
たご
ふりがな文庫
“
違
(
たご
)” の例文
仏といえども、道理に
違
(
たご
)
うことのあるべきはずがない。自分らには
現世
(
げんせ
)
を安穏にする欲情もなければ、
後生
(
ごせ
)
に善処する欲情もない。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「それなればなぜ、そちは早くも約束をやぶったのか。忠円僧正を介しての、そちの上書、
誓文
(
せいもん
)
とは、事ごとに約が
違
(
たご
)
うているではないか」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
永「はい実はな時々養いに
喰
(
や
)
るじゃ、魚喰うたとて何も
咎
(
とが
)
めはないが、仏の云うた事じゃアから喰わぬ事に斯う絶って
居
(
お
)
るが、喰うたからって何も其の道に
違
(
たご
)
うてえ訳ではないのよ」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ただ悲しいかな、今のみかどとは、事々御理想も
違
(
たご
)
うため、そしてまた、
義貞輩
(
よしさだはい
)
の
讒謗
(
ざんぼう
)
のため、朝敵乱賊などと、一たんの汚名はうけられました。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
英米仏などの諸外国は兵庫開港が条約期日に
違
(
たご
)
うのではないかと疑い、兵力を示してもその履行を促そうと協議し、開港準備の様子をうかがっていた際である。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
一日もはやく
叡慮
(
えいりょ
)
を安んじ奉らねばならぬ。——時は秋、汝らの
飼馬
(
かいば
)
も肥えておろう。各〻、信長が
旨
(
むね
)
を旨として、おくるるな、
違
(
たご
)
うな、あだに死ぬな。
粉骨砕身
(
ふんこつさいしん
)
、大君のいます都まで押し進めよ
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
違
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“違”を含む語句
間違
相違
筋違
心得違
斜違
見違
差違
気違
人違
大違
行違
擦違
入違
仲違
思違
筋違橋
聞違
違背
門違
疳違
...