“道具立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうぐだて60.0%
だうぐだて20.0%
だうぐだ10.0%
デコオル10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは単独に寺の建築やその歴史から感ずる興味ではなく、いわば小説の叙景もしくは芝居の道具立どうぐだてを見るような興味に似ている。
しかしてすべて此の世界の飽くまで下世話げせわなる感情と生活とは又この世界を構成する格子戸、溝板どぶいた、物干台、木戸口、忍返なぞ云ふ道具立だうぐだてと一致してゐる。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「ふふふ、あやしいもんだわ。始終しじふそんな道具立だうぐだてばかりなすたつて、お仕事しごとはうはちつともはこばないぢやないの」
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
この道具立デコオルに取卷かれて、華美はでやかな帽子を冠り繻子や天鵞絨びろうどの裾を引く外國の婦人が、各自異る自然の姿態ポオズを作つて、或は椅子に或は長椅子に席を占めて居ると
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)