“面道具”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもてだうぐ50.0%
おもてどうぐ25.0%
めんどうぐ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年紀としは十五より十八まで、当世顔は少し丸く、色は薄花桜うすはなざくらにして面道具おもてだうぐの四つ不足なく揃ひて、目は細きを好まず、眉濃く
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「やあ作平さくべいさんか、」といって、その太わくの面道具おもてどうぐを耳からねじり取るよう、ぎはなして膝の上。口をこすって、またたいて
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
当世貌とうせいがおは少しく丸く、色は薄模様にして、面道具めんどうぐの四つ不足なく揃へて、目は細きを好まず、まゆ厚く鼻の間せわしからずして次第に高く、口小さく、歯並はなみあら/\として白く、耳長みあつて縁浅く
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)