“おもてだうぐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
面道具100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年紀としは十五より十八まで、当世顔は少し丸く、色は薄花桜うすはなざくらにして面道具おもてだうぐの四つ不足なく揃ひて、目は細きを好まず、眉濃く
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
顔はあの西鶴さいかくの、「当世の顔はすこしまろく、色はうすはな桜にて」と云ふやつだが、「面道具おもてだうぐつ不足なく揃ひて」はちと覚束おぼつかない。白粉おしろいにかくれてはゐるが、雀斑そばかすも少々ある。
世之助の話 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)