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通抜
読み方 | 割合 |
とおりぬ | 66.7% |
とほりぬけ | 20.0% |
とほりぬ | 13.3% |
その間をば一同を載せた舟が
小舷に
漣を立てつつ
通抜けて行く時、中にはあわてふためいて障子の
隙間をば
閉切るものさえあった。
通抜無用の札を
路次口へ
貼つて置くのは、
通抜らるゝ事を
表示するやうなものだと言つた人があるが僕も
先刻余儀なき用事で
或抜裏へ
一足這入るとすぐに
妙なる二つの声を聞いた
亭主曰く
例の
下を
向いて
悠々と
小取廻に
通抜ける
旅僧は、
誰も
袖を
曳かなかつたから、
幸其後に
跟いて
町へ
入つて、
吻といふ
息を
吐いた。