うね)” の例文
その両方に迫って来ている森の間を、まばゆい春の日光に照らされた川は、くゆるくうねって流れているのである。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
両側の家並やなみは低く道は勝手次第にうねっていて、ペンキ塗の看板や模造西洋造りの硝子戸ガラスどなぞは一軒も見当らぬ処から、折々氷屋の旗なぞのひらめほかには横町の眺望に色彩というものは一ツもなく