“身繕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みづくろ75.0%
みづくろい15.0%
みづくろひ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その太鼓を、梁にかけた下締したじめの下へ置いて、そうして身繕みづくろいをして、そのひもへ両手をかけた時には、なにかしら涙があふれて来ました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お神さんは落着き払って、何か身繕みづくろいをしましたが、呪文のようなことを唱えて、その釘だの縄だのを、ばらばらと私の体へ投附けますじゃありませんか。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
莞爾につこりして、かぜみだれる花片はなびらも、つゆらさぬ身繕みづくろひおびおさへたパチンどめかるひとつトンとてた。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)