“貧弱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひんじゃく40.0%
ひんじやく40.0%
みすぼら13.3%
みすぼらし6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに対して僕の探偵力は、全く貧弱ひんじゃくなものだった。どう考えていっても、『赤外線男』という超人を肯定するよりほかに仕方がなくなるのだ。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
日本にほん化物ばけもの貧弱ひんじやくなのにたいして、支那しなるとまつたことなる、支那しなはあのとほ尨大ぼうだいくにであつて、西にしには崑崙雪山こんろんせつざん諸峰しよぼう際涯はてしなくつらな
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
寝覚ねざめの床を左に見て、悠々一行が進んで行った時、貧弱みすぼらしい一人の老人が、ひどく何かに驚いたように、つと行列の先を切った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「そんな貧弱みすぼらしい風態でお目にかかりたいとは何んの痴事たわごと! 莫迦を云わずと帰れ帰れ」
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)