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謹
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つつしん
ふりがな文庫
“
謹
(
つつしん
)” の例文
はじめは、我身の
不束
(
ふつつか
)
ばかりと、
怨
(
うら
)
めしいも、
口惜
(
くちおし
)
いも、ただ
謹
(
つつしん
)
でいましたが、一年二年と経ちますうちに、よくその心が解りました。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
就きましては私への報酬ですが、
謹
(
つつしん
)
で辞退いたします。それはこの事件は、私にとっては極めて不手際の、不快な事件だったからでございます。
闘牛
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
また課長殿に物など言懸けられた時は、まず忙わしく席を離れ、
仔細
(
しさい
)
らしく小首を傾けて
謹
(
つつしん
)
で承り、承り終ッてさて
莞爾
(
にっこり
)
微笑して
恭
(
うやうや
)
しく御返答申上る。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
是
(
こ
)
れは
亡父
(
ぼうふ
)
が存命中大阪で
買取
(
かいとっ
)
て
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
珍重したものと見え、蔵書目録に父の筆を
以
(
もっ
)
て、この東涯先生書入の易経十三冊は天下
稀有
(
けう
)
の書なり、子孫
謹
(
つつしん
)
で福澤の家に
蔵
(
おさ
)
むべしと
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
お町は
謹
(
つつしん
)
で袖を合せた。玉あたたかき
顔
(
かんばせ
)
の
優
(
やさし
)
い眉の曇ったのは、その黒髪の影である。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
故
(
ゆえ
)
に
若
(
も
)
し非を非と直言したのが侮辱になれば、
総
(
すべて
)
の忠告と云う者は皆君の
所謂
(
いわゆる
)
無礼なものだ。若しそれで君が我輩の忠告を
怒
(
いか
)
るのならば、我輩一言もない、
謹
(
つつしん
)
で罪を謝そう。がそうか
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
謹
常用漢字
中学
部首:⾔
17画
“謹”を含む語句
謹慎
謹愼
謹直家
謹直
謹聴
恐惶謹言
謹上
謹厳
不謹慎
不謹愼
謹身
閉門謹慎
謹而
謹者
謹聴々々
謹述
三浦謹之助
謹深
謹聽
謹慎室
...