“つつしん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ツツシン
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れは亡父ぼうふが存命中大阪で買取かいとっことほか珍重したものと見え、蔵書目録に父の筆をもって、この東涯先生書入の易経十三冊は天下稀有けうの書なり、子孫つつしんで福澤の家におさむべしと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
お町はつつしんで袖を合せた。玉あたたかきかんばせやさしい眉の曇ったのは、その黒髪の影である。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ゆえし非を非と直言したのが侮辱になれば、すべての忠告と云う者は皆君の所謂いわゆる無礼なものだ。若しそれで君が我輩の忠告をいかるのならば、我輩一言もない、つつしんで罪を謝そう。がそうか
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)