“許可”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆるし59.1%
きよか13.6%
おゆるし9.1%
ゆる9.1%
きょか4.5%
ゆるさ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云うようなはなしになって、それでは、帰国した上で、双方の主君の許可ゆるしを得て、改めて、日もきめよう、結納ゆいのうも交そうとなった。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
電光艇でんくわうてい必要ひつえうなる十二の秘密藥液ひみつやくえき凖備じゆんびして、たゞちに暗號電報あんがうでんぽうをもつて本國ほんごく政府せいふ許可きよかけ、全速力ぜんそくりよくをもつて橄欖島かんらんたうむかこと出來できます、さらば!。
にがそんなに遊んではいけないのだろう? 遊んでいけないのより、許可おゆるしをうけず外へ出るから、それがいけない、では許可をうければゆるしたか? なんの
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
其の日の活計くらしにも困るようになりましたから、私は従来これまでの恩がえしに、身を売りたいと思いましたが、義理堅い伯父故、知らしては許可ゆるしませんから、こっそり知人しりびとに相談しておりますと
魔王物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
わたしはかれらがわからずにいることを、ここで説明せつめいしてやらなければならなかった。「わたしたちは興行こうぎょう許可きょかていないから、追い出されたのだよ」
墨堤すみだや小金井と事変わり仮装や騒ぎが許可ゆるされなかったので、花見る人は比較的少なく常時いつもお山は静かであった。
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)