“西洋人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいやうじん33.3%
せいようじん25.0%
とうじん8.3%
あっちのひと8.3%
いじん8.3%
けとうじん8.3%
にしのくにびと8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかに、一人ひとり、でつぷりとふとつた、にくづきのい、西洋人せいやうじんのおばあさんの、くろふく裾長すそながるのがました。何處どこ宗教しうけう學校がくかうらしい。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
また新井白石あらゐはくせきのようなえら學者がくしやは、これはむかし北海道ほつかいどうから樺太からふとんでゐた肅愼しゆくしんといふ民族みんぞく使用しようしたものであらうとかんがへ、百年ひやくねんほどまへ日本につぽんたシーボルドといふ西洋人せいようじん
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
小さくてせている犬をつれていた。子供の目にも、今思いだしても、決して上品なよい人柄とは思えなかったので、ものめずらしくはあったが、なんとなくこの西洋人とうじんを軽蔑した。
かれは曰く、「だから西洋人あっちのひと難有ありがたいよ。」
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それでも世界中が親類と思うて、西洋人いじんの世話までしてみましたが、誰でもかねの話だけが親類で、他事あと途中みち擦違すれちごうても知らん顔です。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
西洋人けとうじん傲慢ごうまんだった。泥靴のままで畳の上へ上っていった。
温泉うんぜん別所べつしよの奥は遠く西洋人にしのくにびともまじりて住めり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)