“蘭湯”の読み方と例文
読み方割合
らんたう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姿見すがたみおもかげ一重ひとへ花瓣はなびら薄紅うすくれなゐに、おさへたるしろくかさなりく、蘭湯らんたうひらきたる冬牡丹ふゆぼたんしべきざめるはぞ。文字もじ金色こんじきかゞやくまゝに、くちかわまたみゝねつす。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
若き世の歌はここに始めて蘭湯らんたうの浴より出でゝ舊き垢膩くにけがれを洗ひ棄てたのである。
新しき声 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)