“藁戸”の読み方と例文
読み方割合
わらど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卑弥呼は鹿の毛皮に身を包んで宮殿からぬけ出ると、高倉の藁戸わらどに添って大兄を待った。栗鼠りすは頭の上で、栗のこずえの枝をたわめて音を立てた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
入り口には四輪の荷車があり、ホップの茎の大きな束や、すきや、生籬いけがきのそばに積んである乾草など、そして四角な穴には石灰がけむっており、藁戸わらどの古い納屋のそばにははしごが置いてあった。