“藁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わら99.5%
こう0.3%
ぬかわら0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬には、大豆、馬鈴薯じゃがいもわら麦殻むぎがらの外に糯米もちごめを宛てがって、枯草の中で鳴く声がすれば、夜中に幾度か起きて馬小屋を見廻りました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
こう成って巾笥きんしに蔵すること年ありて後、永楽十年十一月、自序を附して公刊す。今これを読むに、大抵たいてい禅子の常談にして、別に他の奇無し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
湯をわかして置き、糠をぬかわらタワシで、ゴシゴシ、こすりつけると、きれいに、垢と錆とが落ちる。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)