“葎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むぐら97.1%
ホップ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この壁柱かべはしら星座せいざそびえ、白雲はくうんまたがり、藍水らんすゐひたつて、つゆしづくちりばめ、下草したくさむぐらおのづから、はなきんとりむし浮彫うきぼりしたるせんく。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
伝兵衛が覗いてみると、むぐら真菰まこもなどが、わらわらに枯れ残った、荒れはてた広い庭の真中に、路考髷を結い、路考茶の着物に路考結び。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
入り口には四輪の荷車があり、ホップの茎の大きな束や、すきや、生籬いけがきのそばに積んである乾草など、そして四角な穴には石灰がけむっており、藁戸わらどの古い納屋のそばにははしごが置いてあった。