“薩張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さっぱ39.0%
さつぱり25.4%
さっぱり18.6%
さつぱ15.3%
さツぱり1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炭の中継場であろう。源次郎に聞くとシャンゴロだと教えた、何の事やら薩張さっぱり分らない、南日君が三五郎だと説明してれる。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
『まだ。今日か明日帰るさうだ。吉野さんがゐないと俺は薩張さつぱり詰らないから、今日は莫迦に暑いけれども飛出して来たんだ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
何の因果で此様こん可厭いやおもいをさせられる事か、其は薩張さっぱり分らないが、唯此可厭いやおもいを忍ばなければ、学年試験に及第させて貰えない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
『まだ。今日か明日歸るさうだ。吉野さんがゐないと俺は薩張さつぱり詰らないから、今日は莫迦に暑いけれども飛出して來たんだ。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
難儀なんぎさも、へびも、毛虫けむしも、とりたまごも、くさいきれも、しるしてあるはずはないのぢやから、薩張さツぱりたゝんでふところれて、うむとちゝした念仏ねんぶつとなんで立直たちなほつたはいが
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)