“薩埵峠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さったとうげ50.0%
さつたたうげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東海道の薩埵峠さったとうげの倉沢であわびを食った時からでございますがね、その時から、あいつは無暗に、私にたてをついてみたがるんで、私が三里歩けば
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
右の方へは三保の松原が海の中へ伸びている、左の方は薩埵峠さったとうげから甲州の方へ山が続いている。前は清水港、檣柱ほばしらの先から興津おきつ蒲原かんばら田子たご浦々うらうら
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それから四月六日には薩埵峠さつたたうげ商人あきんどが殺され、路用を奪はれましたが、金高はわかりません。
三保の松原龍華寺りゆうげじの富士、薩埵峠さつたたうげの富士、田子の浦の富士、千本松原の富士、牛臥から靜浦江の浦にかけての富士など説明を付けるのがいやになる位ゐもう一般的に聞えた名勝となつてゐる。