“葉叢”の読み方と例文
読み方割合
はむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野兎のうさぎ※麻いちびの茂みの中で、昼にねらわれた青鷹あおたかの夢を見た。そうして、ねると※麻の幹に突きあたりながら、零余子むかご葉叢はむらの中にんだ。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
と、行く手に竹藪があって、出たばかりの月に、葉叢はむらを、薄白く光らせ、微風そよかぜにそよいでいたが、その藪蔭から、男女の云い争う声が聞こえて来た。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この月を小竹ささ葉叢はむらに影さして飛びちらふ見れば雪はおもしろ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)