“微風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そよかぜ73.5%
びふう20.5%
かぜ3.6%
すこしのかぜ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋の夜はしずかで、高いポプラの枝が微風そよかぜに揺らいでいます。空はおびただしい星でした。少年は目をあけてじっとそれをながめました。
まず、窓際へゆっくり席をとって、硝子窓がらすまどを思いッきり押しあける。と、こころよい五月の微風びふうが、れかかるように流れこんで来た。
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
松をわたってくる微風かぜが、お湯どのの高窓から吹きこんで、あたたかい霧のような湯気が、揺れる。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
此地火一に陰火いんくわといふ。かの如法寺村によほふじむらの陰火も微風すこしのかぜいづるに発燭つけぎの火をかざせば風気ふうきおうじてもゆる、陽火やうくわざればもえず。