“苧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
42.9%
からむし23.8%
23.8%
4.8%
いも4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
驚く程純血で、髪の毛はのような色か、または黄金色こがねいろに光り、肌は雪のように白く、体はむちのようにすらりとしている。
冬の王 (新字新仮名) / ハンス・ランド(著)
老女の変態愛は自分も相当に疲れて居ながら新吉を最後のがらのように性の脱けたものにするまで疲れさせねば承知出来なくなって居た。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
この二人が相談をして、めいめい一枚のあさのきものをこしらえようということにきめ、の糸をみはじめた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
彼の頭は嫁菜よめなの汁で染められた藍色あいいろからむしきれを巻きつけ、腰には継ぎ合したいたちの皮がまとわれていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
これらの代官は主としてからむし公事くじのために置いてあるので、莚の方は実は第二だ。
……明日もまた、からむし殻を焚いておそくまでかどに立ちつくすのかと思うと
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
だい/\と笠と柿を賣物にして、『親代々かさつかき』と呼んだといふのは小噺こばなしにあるが、それとは少し違ふやうだな、八」
お時は奧より焙烙はうろくがらを入れたるを持ち來りてかどに出で、ひうちをうちて迎の火を焚き、またその火を燈籠に移す。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
わが帆木綿の上なる穉子をゆすぶる傍にて、媼はうみつゝ、我に新しき祈祷を教へ、まだ聞かぬひじりの上を語り、またこの野邊に出づる劫盜ひはぎの事を話せり。
若君は、穴生の里に桃成るな。麻はくともになるな。嵐ふくな、と申し置かれしより、花は咲けども桃ならず。麻は播けども苧にならず。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
麻は蒔くともになるな。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)