“苧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
お45.5%
からむし22.7%
を22.7%
ヲ4.5%
いも4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われら幼き時さえ、隣のおばさん物語りて——片山里にひとり寂しく棲(す)む媼(おうな)あり。屋根傾き、柱朽ちたるに、細々と苧(お)をうみいる。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……明日もまた、苧(からむし)殻を焚いておそくまで門(かど)に立ちつくすのかと思うと、それを見るのがいまから辛くてなりませんわ
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「苧(を)と橙(だい/\)と笠と柿を賣物にして、『親代々瘡(かさ)つかき』と呼んだといふのは小噺(こばなし)にあるが、それとは少し違ふやうだな、八」
麻は播(マ)くとも苧(ヲ)になるな。嵐ふくな、と申し置かれしより、花は咲けども桃ならず。麻は播けども苧にならず。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)