“腎臓”のいろいろな読み方と例文
旧字:腎臟
読み方割合
じんぞう94.4%
じんざう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病気は腎臓じんぞうに神経痛で、気象のはっきりした銀子が気に入り、肩や腰をさすらせたりして、小遣こづかいをくれたり、菓子を食べさせたりした。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
牛の肝臓かんぞうもケンネあぶらに包まれている腎臓じんぞうも心臓も胃袋も料理法次第で結構に戴けますから安直なお料理は沢山出来ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
圭子の話によると、咲子といふこの子供の父親は、長いあひだ治る見込みのない腎臓じんざうや心臓の病気で、寝たり起きたりしてゐた。商売にも出られなくなつて、間代や何かうんと溜まつてゐた。
チビの魂 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)