“脂肪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぶら69.8%
しぼう28.6%
しばう1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐに抜け出た頸足えりあしが、燭台の燈火に照らされたが、脂肪あぶら気がなくてカサカサとしていて、折れそうに細っこくてきたならしかった。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
つぎにモコウは、一生けんめいに動物やさかなの料理をするたびに、その脂肪しぼうを貯蓄したので、燈火の油に不足の心配はなくなった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
其使用そのしようの目的は鳥獸の皮をぎたる後に脂肪しばうるが如き事に在るなり。石匕の把柄の部には木脂の附着ふちやくせしあとあるもの有り。これうたがひも無く更に長き木製の把柄をへたるに基因きゐんす。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)