罪深つみふか)” の例文
ってゐやるとほりの、執拗ねぢくれた、この罪深つみふかこゝろを、神樣かみさまゆるしてもらふため、いろ/\とおいのりをせねばならぬ。
聞けば御僧の坊も同じ嵯峨なれば、心當こゝろあたりの人もあらば、此事つたへられよ。同じ世に在りながら、斯かるあでやかなる上﨟の樣を變へ、思ひじにするまでにつれなかりし男こそ、世に罪深つみふかき人なれ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
まんなかなる一まいとてもかぞふればまへなるを、ねがひのたか相應さうおう員數いんず手近てぢかところになくなりしとあらば、れにしてもうたがひは何處いづこくべき、調しらべられなばなにとせん、なにといはん、けんは罪深つみふか
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
とて罪深つみふかさにへないため、もろともにかくす、とあつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ロレ おゝ、罪深つみふかや/\! おゝ、作法知さはふしらず、恩知おんしらず! これ、そなた罪科ざいくわ國法こくはふでは死罪しざいとある、しかるに慈悲深じひぶか御領主ごりゃうしゅそなたかたち、御法ごはふげ、おそろしい死罪しざい追放つゐはうとはへさせられた。