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繩附
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なはつき
ふりがな文庫
“
繩附
(
なはつき
)” の例文
新字:
縄附
三人の
繩附
(
なはつき
)
を奉行所へ送るのは、三つ股の源吉始め、行がかりで立合つた見廻り同心の顏にもかゝはるわけで、暫らくは目白の番所に留め置いたまゝ
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
繩附
(
なはつき
)
の
儘
(
まゝ
)
にて其所へ引出せば此方は見やりて思ひ掛ずと驚くの
外
(
ほか
)
言葉
(
ことば
)
なし
登時
(
そのとき
)
忠相ぬし一同に向ひ山田元益母勝の
訴
(
うつた
)
へに依て家主庄兵衞を
殺
(
ころ
)
したる
曲者
(
くせもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
奉職中
蓄得
(
たくはへえ
)
たりし三百余円を元に高利貸を始め、世間の
未
(
いま
)
だこの種の悪手段に慣れざるに乗じて、
或
(
ある
)
は欺き、或は
嚇
(
おど
)
し、或は
賺
(
すか
)
し、或は
虐
(
しひた
)
げ、
纔
(
わづか
)
に法網を
潜
(
くぐ
)
り得て
辛
(
から
)
くも
繩附
(
なはつき
)
たらざるの罪を犯し
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
其方儀
奉行
(
ぶぎやう
)
の申付とは言ながら
賄賂
(
まいない
)
を取役儀を失ひ
無體
(
むたい
)
に
威權
(
ゐけん
)
を
弄
(
ろう
)
し
良民
(
りやうみん
)
を無實の罪に陷し入候條不屆に付
繩附
(
なはつき
)
の
儘
(
まゝ
)
主人へ下さる
家法
(
かはふ
)
に行ひ候樣留守居へ申渡す
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其方儀
重
(
おも
)
き
役儀
(
やくぎ
)
を
勤
(
つとめ
)
ながら
賄賂
(
まいない
)
を
取
(
とり
)
邪
(
よこしま
)
の
捌
(
さばき
)
をなし
不吟味
(
ふぎんみ
)
の上傳吉を無體に
拷問
(
がうもん
)
に掛無實の罪に
陷
(
おと
)
し役儀を
失
(
うしな
)
ふ
條
(
でう
)
不屆に付
繩附
(
なはつき
)
の
儘
(
まゝ
)
主人遠江守へ下さる
間
(
あひだ
)
家法
(
かはふ
)
に行ひ候
樣
(
やう
)
留守居へ申渡す
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
繩
部首:⽷
19画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“繩”で始まる語句
繩
繩梯子
繩張
繩目
繩墨
繩尻
繩付
繩暖簾
繩紋式土器
繩飛