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籠
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ご
ふりがな文庫
“
籠
(
ご
)” の例文
数十間の
楼台
(
ろうだい
)
を築き、さらに
巍々
(
ぎぎ
)
たる層々の五重が設計されてあり、
総塗
(
そうぬ
)
り
籠
(
ご
)
め、
大矢狭間
(
おおやざま
)
を開き、頂上の瓦は、悉く
消金
(
けしきん
)
をもって
箔
(
は
)
るとある。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なる程生というものは
苦艱
(
くげん
)
を離れない。しかしそれを避けて逃げるのは
卑怯
(
ひきょう
)
だ。苦艱
籠
(
ご
)
めに生を領略する工夫があるというのだ。
What
(
ホワット
)
の問題を
how
(
ハウ
)
にしたのだね。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
雪に閉じ
籠
(
こ
)
められて働けない冬
籠
(
ご
)
もりの期間は、馬鈴薯と南瓜ばかり食っているために、春になると
最早
(
もはや
)
、顔が果物のように黄色を帯びて来て、人間の肌色を失っているのだった。
熊の出る開墾地
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
おれは昨夜もおなじ
上掩
(
うわおお
)
いを着て、鹿撃ち弾を二重
籠
(
ご
)
めにした鉄砲を持って、夜のあけるまで見張っていたのだが、朝になって見ると新しい足跡が前の通りに残っているではないか。
世界怪談名作集:04 妖物
(新字新仮名)
/
アンブローズ・ビアス
(著)
ことむずかしくいえば、
土牢
(
どろう
)
は
塗籠
(
とろう
)
で、すなわち“
塗
(
ぬ
)
り
籠
(
ご
)
め”——壁ばかりな部屋ということの
訛伝
(
かでん
)
であろうか。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
廉子はじめ後宮の
女人
(
にょにん
)
たちもすべて、諸家の“
預
(
あず
)
け
籠
(
ご
)
め”となって分散されていたのである。また新朝廷の、
久我
(
こが
)
ノ右大臣へも事のよしを報じてもどった。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“籠”の解説
籠(かご、en: basket バスケット)とは、(竹、籐(とう)、柳、針金 などを)編んで作った入れ物で、短冊状ないし細い「ヒゴ」状の素材を組み合わせた容器の総称である。
(出典:Wikipedia)
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“籠”を含む語句
引籠
塗籠
燈籠
口籠
立籠
閉籠
旅籠
魚籠
籠居
籠中
尾籠
籠城
手籠
高燈籠
旅籠屋
蛇籠
妻籠
山籠
目籠
馬籠峠
...