立留たちとどま)” の例文
や、巡査じゅんさ徐々そろそろまどそばとおってった、あやしいぞ、やや、またたれ二人ふたりうちまえ立留たちとどまっている、何故なぜだまっているのだろうか?
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
あら心地光景ありさまやと、少時しばし立留たちとどまって
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
するとそこで院長いんちょうは六号室ごうしつであるとき、にわからすぐ別室べっしつり、玄関げんかん立留たちとどまると、丁度ちょうどこう話声はなしごえきこえたので。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
と、やがて立留たちとどまって室内しつない人々ひとびとみまわして昂然こうぜんとしていまにもなに重大じゅうだいなことをわんとするような身構みがまえをする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)