“空溝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からどぶ50.0%
からみぞ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青いまろい体に銀光の斑点の付いている裸虫の止っているのも啼く虫と見えて、ぎょっとしたこと、其の時の小さな心臓の鼓動、かゝる空溝からどぶに生えている草叢くさむらにすら特有の臭い、其等は、今
感覚の回生 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その坂をりかかる片側に、坂なりに落込おちこんだ空溝からみぞの広いのがあって、道には破朽やぶれくちたさくってある。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)