“神祇官”の読み方と例文
読み方割合
じんぎかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神無月かんなづきの出雲の往来という類の、神祇官じんぎかんの記録と一致せぬ伝承などは、今一度この方面から仔細しさいに考察して見る必要があるように思う。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
彼は神祇官じんぎかんの附近を床几場とし、弟の直義をそばにおいた。直義が血気な突撃に出かねないのを、あんに抑えていたのである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王政復古の日を迎えると共に太政官を置き、その上に神祇官じんぎかんを置いたのも、大化の古制に帰ろうとしたものである。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)