トップ
>
瘡毒
>
そうどく
ふりがな文庫
“
瘡毒
(
そうどく
)” の例文
彼は、下田から一里ばかりの
蓮台寺
(
れんだいじ
)
村にある湯が、
瘡毒
(
そうどく
)
や
疥癬
(
しつ
)
にいいということをきいたので、すぐその日、蓮台寺村に移って入湯した。
船医の立場
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「青葉の時節になると、持病の喘息も少しはよくなりますが、この春から
瘡毒
(
そうどく
)
で足が立たなくなりました。柱につかまって、家の中を歩くのが精一杯です」
銭形平次捕物控:123 矢取娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
下の方が何か
瘡毒
(
そうどく
)
の
願
(
ねがい
)
が利くとか申して女郎
衆
(
しゅ
)
や何かゞ宜くお詣りにまいって、泥で
拵
(
こしら
)
えたる団子を上げます。
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そこで今、
伝馬町
(
てんまちょう
)
の薬屋で
瘡毒
(
そうどく
)
一切
(
いっさい
)
の
妙薬
(
みょうやく
)
といふ
赤膏薬
(
あかこうやく
)
を買つて来たのだが、そこで直ぐに貼つてしまへば
好
(
い
)
いのに、極まりを悪がつて
其儘
(
そのまま
)
に持つてゐるのだ。
赤膏薬
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「これは
瘡毒
(
そうどく
)
だ」去定は少女の口尻にある
腫物
(
はれもの
)
を
指
(
さ
)
した、「おれはまえから見ていたんだ、からだにもこれができている、これは病毒持ちの客に接しなければできない病気だ」
赤ひげ診療譚:05 徒労に賭ける
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
第四 冬寒支体
僵瘃
(
きょうちょく
)
ノ病 雪塊ヲ取テ患部ニ
擦搽
(
さった
)
スレバ即チ
愈
(
い
)
ユ 又臘雪水甘クシテ大寒 天行
時
(
じ
)
疫
(
えき
)
ヲ解シ一切ノ
瘡毒
(
そうどく
)
ヲ療ス ソノ他諸病ニ於テ
必
(
かならず
)
須
(
ま
)
ツ所ニシテ医家欠クベカラズ
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
「それも
瘡毒
(
そうどく
)
が頭へ来て、毛の脱けた奴かもしれねえぜ」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
宮のおやまの
瘡毒
(
そうどく
)
身に
染
(
し
)
み
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
瘡
漢検1級
部首:⽧
15画
毒
常用漢字
小5
部首:⽏
8画
“瘡毒”で始まる語句
瘡毒気