“瘡毒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうどく72.7%
かさ9.1%
さうどく9.1%
とや9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、下田から一里ばかりの蓮台寺れんだいじ村にある湯が、瘡毒そうどく疥癬しつにいいということをきいたので、すぐその日、蓮台寺村に移って入湯した。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
娘といってもことし三十七で、若いときから身持が悪くて方々のだるま茶屋などを流れ渡っていたので、重い瘡毒かさにかかっている。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「青葉の時節になると、持病の喘息ぜんそくも少しはよくなりますが、この春から瘡毒さうどくで足が立たなくなりました。柱につかまつて、家の中を歩くのが精一杯です」
森「痔疾じしつなんざアありやせんや、瘡毒とやついて仕舞っているから」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)