-
トップ
>
-
燒團子
が、
其の
筈で、いけずな
奴が、
燒團子のばた/\で、
七輪の
尉を
飛ばすこと、
名所とはいひがたく
雪の
如しであつたから。
「えゝ……まけて
置け、
一番。」と、
皿から
捻るやうに
引摘んで、
別に
燒團子を
五串添へた。
片手を
服の
中へ
入れて、
其れでも
肌薄な、
襦袢の
襟のきちんとして、
赤い
細いのも、あはれに
寒さうに
見えたのが、
何と
思つたか、
左手を
添へて、
結び
目を
解いて、
竹の
皮から
燒團子、まだ