“無我”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むが85.7%
ぶが14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「十二因縁一心による」という、無我むがの体験によって、人間としての釈尊は、まさに仏陀としての釈尊となって更生されたのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
わたくしはただ瀑布たきおとむようにして、こころしずめてすわってたまでで、そうするとなんともいえぬ無我むがさかいさそはれてき、雑念ざつねんなどはすこしもきざしませぬ。
からだにも心にも、ぽかんとしたような絶望的無我ぶがが霧のように重く、あらゆる光をさえぎって立ちこめている。
窮死 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)