“溲”の読み方と例文
読み方割合
こ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次(つぎ)の日(ひ)土(つち)は能(よ)く水(みづ)を引(ひ)いて居(ゐ)て程(ほど)よく溲(こ)ねられた。勘次(かんじ)はおつぎに其(そ)の泥(どろ)を盥(たらひ)へ運(はこ)ばせて置(お)いて不器用(ぶきよう)な手(て)もとで塗(ぬ)つた。卯平(うへい)は猶(なほ)も篠(しの)で編(あ)み残(のこ)した箇所(かしよ)を拵(こしら)へて居(ゐ)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次(かんじ)は其(そ)の序(ついで)に餘計(よけい)な藁(わら)を切(き)つた。土(つち)は畢(しまひ)の日(ひ)の夕方(ゆふがた)に周圍(しうゐ)に土手(どて)のやうな輪(わ)を拵(こしら)へて其處(そこ)に水(みづ)を打(う)つてはぐちや/\と足(あし)で溲(こ)ねながら刻(きざ)んだ藁(わら)を撒(ま)いては踏(ふ)み込(こ)んでさうして一晩(ばん)置(お)いた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
粘土を溲(こ)ねのすさびにかゞる手を見せて泣かすなそのはし妻を
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)