“永逗留”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながとうりゅう60.0%
ながとうりう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おなか、手前は江戸へ送ってやるから、この世の地獄に、永逗留ながとうりゅうをするがいい、そんなざまで銭貰いをするよりは気が利いているぞ。
中山七里 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
「なかなかふうが変って、面白いものでございますよ。お客様、永逗留ながとうりゅうでございましたら、ぜひ見て行かしませ」
開きて金屋の庭先より吉三郎は今宵こよひもお菊の部屋に忍び來りつも談話はなしの中旅籠屋はたごや永逗留ながとうりうして大分入用がかさみ其の上母は病氣びやうきにて藥のしろたくはへもつかひ果したる由委細ゐさいに物語りけるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「ちつとも面白かありませんよ。しやくにさはるから——今度は永逗留ながとうりうのつもりで、差し迫つての御用は皆んな片付けて來た、そのつもりで付き合つてくれ——といふと、お葉のやつ、フヽンと鼻で笑ひました」