“水城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずき72.7%
みづき27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直義は、水城みずきあとまで出て、兄を迎え、共に、原山の陣所へ入った。原八坊の一つ四王院がすでにえいとしてよそおわれている。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蘇我の馬子の孫である赤兄あかえが、斉明天皇の失政として水城みずき石城いわき等の築造や軍需の積聚せきしゅうを攻撃しているごとき、明らかにこれを証示するものである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
ますらをとおもへるわれ水茎みづくき水城みづきのうへになみだのごはむ 〔巻六・九六八〕 大伴旅人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
草ふかき水城みづき飛び越え立つ鴨のかる鴨の子をうつくしみ見む
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)