“みずき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水城72.7%
水木27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……それに致してもお父上庄八郎殿のおり場所を本栖湖の水城みずきに相違ないと目星をつけられたその理由を、お話しくださることなりますまいかな?
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一首の意は、大丈夫ますらおだと自任していたこのおれも、お前との別離が悲しく、此処ここの〔水茎の〕(枕詞)水城みずきのうえに、涙を落すのだ、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
殊に、中に一本水木みずきがある。幹に小孔をあけておけば、さんさんと水液がしたたり出て、支那では之を不老長生の霊水と称したという、あの珍らしい水木である。
樹を愛する心 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)