民間みんかん)” の例文
其方儀貞實ていじつ信義しんぎ烈女れつぢよ民間みんかんにはまれなる者なり汝が貞心ていしん天もかんずる所にしてかくをつとが無實の罪明白に成事感賞かんしやうたへたりとて厚く御褒詞はうし有之
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
民間みんかんにもこれをまなびて正月十五日正月にかざりたるものをあつめてもやす、これ左義長さぎちやうとて昔よりする事なり。これをさいの神まつりといふも古き事なり。
山崎やまざき合戦かっせんで、てきの首がこしにつけきれず、ささにさして実検じっけんにそなえたというので、可児かにというよりも、ささ才蔵さいぞうの名のほうが民間みんかんにはしたしみがある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
民間みんかんにもこれをまなびて正月十五日正月にかざりたるものをあつめてもやす、これ左義長さぎちやうとて昔よりする事なり。これをさいの神まつりといふも古き事なり。
結びて懷姙くわいにんなしゝ一子なるが民間みんかんに成長して後未見みけん父君ちゝぎみ將軍と成しかば證據ものたづさへて訴へ出たるなればよしお世繼よつぎとせざるまでも登用とりあげてもて生涯しやうがい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
(そのむかしの天城四郎が、今では生信房しょうしんぼうといって、親鸞門下の有徳者うとくしゃになっている)という評判は、民間みんかんばかりではなく、そうした上級にまで、大きな感動を与えながら伝わった。その結果
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)