およ)” の例文
昔兵威をふるひて天下を取る者は、皆史書に見るところ也。将門天の与ふるところすでに武芸に在り、等輩を思惟するに誰か将門におよばんや。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
王厳命して疾行すること三百里、みち偵騎ていきえば、ことごとこれを殺し、一昼夜にしてあかつきおよびて滄州に至る。凱の燕師のいたれるをさとりし時には、北卒四面より急攻す。滄州の衆皆驚きて防ぐあたわず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)