“気比”のいろいろな読み方と例文
旧字：氣比
読み方割合
けひ60.0%
けび20.0%
ケヒ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白山には横江、宮丸（みやまる）、菅生（すごう）へは能美（のみ）の庄、多田（ただ）の八幡へは蝶屋（ちょうや）の庄、気比（けひ）へは飯原（はんばら）の庄、平泉寺へは藤島七郷といった具合である。
現代語訳　平家物語：07 第七巻 (新字新仮名) ／ 作者不詳(著)
ところが越前の気比（けび）神社に真柄の太刀の鞘（さや）だけがある。其の鞘には、小豆が三升入る。此の鞘の寸法と白山神社の鞘の寸法とは、少し違っているという事である。
姉川合戦 (新字新仮名) ／ 菊池寛(著)
北御門へ来る神楽は、恐らく北方からくる神であつて、或はおなじ八幡に仮託せられる様になつたとしても、気比（ケヒ）の神らしい処が見えるのである。
唱導文学：――序説として―― (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)