“甲比丹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カピタン46.2%
かぴたん30.8%
カピテン15.4%
かびたん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かみに申しあげたところ、いたくお腹立ちになり、このたび参府の甲比丹カピタンには逢うまいと仰せられたげなに、洩れ聞いている。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
真ッ二つ! 孫兵衛の息と手が、さっと放たれようとした刹那せつな甲比丹かぴたんの三次やほかの者たちと、こっちの縁側にいた見返りおつな
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其処そこ甲比丹カピテンブルックがいって、大に歓迎しようではないかと相談を掛けると、華盛頓ワシントンうかがうた上でなければ出来ないと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
和漢三才図会わかんさんさいづゑによれば、南蛮紅毛こうもう甲比丹かびたんがまづ日本に舶載はくさいしたるも、このシガレツトなりしものの如し。