)” の例文
解脱げだつぶつの坂 というのでその解脱〔仏〕母の坂を登って行くと右側にノルサン(善財童子ぜんざいどうじの住んで居る峰という意味)
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それは余程ふるっていますよ。なんでも女というものには娼妓のチイプと母のチイプとしかないというのです。簡単に云えば、娼ととでも云いますかね。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
其方儀平生へいぜい養母やうぼに孝行を盡し其上に先年實父じつふ富右衞門御所刑しおきに相成候せつ自分身代みがはりの儀願ひいで候段是又實父へ孝心の至りに思召おぼしめされ候之に依て御褒美はうびとして白銀はくぎん三枚取せつかはす有難ありがたく存ず可し
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
新派開祖の建立堂こんりゅうどう そのネータン駅にチベットで一番ありがたいと言われて居る解脱げだつぶつの堂がある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
私も其寺そこへ参詣してその中におさめてある二十一の解脱げだつぶつに参拝しましたが、なかなかありがたい姿で美術的の眼から見ても余程立派なものと思われた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)