“最憐”の読み方と例文
読み方割合
いとおし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又(また)苦(く)の世(よ)の中(なか)やと我身(わがみ)に比(くら)べて最憐(いとおし)がり心(こゝろ)の限(かぎ)り慰(なぐさ)められ優子(いうこ)眞實(しんじつ)たのもしく深(ふか)くぞ染(そ)めし初花(はつはな)ごろも色(いろ)には出(いで)じとつゝみしは和女(そなた)への隔心(かくしん)ならず有樣(ありやう)は打明(うちあけ)てと幾(いく)たびも口元(くちもと)までは出(で)しものゝ恥(はづ)かしさにツイ云(い)ひそゝくれぬ和女(そなた)はまだ昨日今日(きのふけふ)とて見參(みまゐ)らせし事(こと)も無(な)きならんが婢女(をんな)どもは蔭口(かげぐち)にお名(な)は
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)