“昼過”のいろいろな読み方と例文
旧字:晝過
読み方割合
ひるす77.8%
ひるすぎ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど、その昼過ひるすぎごろでありました。おつは、かおをあげて、おきほうますと、まごうかたなき、なつかしいふね姿すがたました。
幽霊船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この妻親里へ行きたる間に、糸蔵という五六歳の男の病気になりたれば、昼過ひるすぎより笛吹峠を越えて妻を連れに親里へ行きたり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
其中に段々濁る一方になったので、私達の心もまた益々ますます暗くなって行くのは情なかった。昼過ひるすぎに助七が来て、打合せが済むと一風呂浴びて帰って行く。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「太吉や、気分もいいし、お天気も好さそうだから町へ行って来るぞ。昼過ひるすぎにはじきに帰ってくるからまっていれよ。」
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)