“方(べ)” の例文
丫鬟走り入りて、七一おほがさの主(ぬし)詣(まう)で給ふを誘(いざな)ひ奉るといへば、いづ方(べ)にますぞ、こち迎へませといひつつ立ち出づるは真女子なり。
ここより遠からねば、此の小休(をやみ)に出で侍らんといふを、五六強(あながち)に此の傘(かさ)もていき給へ。五七何(いつ)の便(たより)にも求めなん。雨は五八更に休(や)みたりともなきを。さて御住ひはいづ方(べ)ぞ。