“押止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おしとど40.0%
おしと30.0%
おしとゞ20.0%
おしとゞめ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうそうその新聞のね、三枚目を読んでみな。お前達の薬があるよ。」これを捨台辞すてぜりふにして去らんとするを、綾子は押止おしとど
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「病人がているから、上っては困ります。どういう御用事ですか。」と頻りに押止おしとめる様子が、かえって二人に疑惑の念を抱かしめた。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
ばた/\と馳來はせくる人音ひとおとに越前守せがれしばしと押止おしとゞめ何者なるやと尋ぬれば紀州よりの先觸さきぶれと呼はりける越前守是を聞き先觸さきぶれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むざ/\押止おしとゞめんも如何なれば願ひに任すべしさらば五ヶ年すぎて歸り來るまでは感應院へは留守居るすゐを置べし相違さうゐなく五ヶ年の修行しゆぎやうげ是非とも歸り來り師匠ししやうの跡目をつぎ給へとて名主を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)